Cliche Sound Inc.

株式会社クリシェサウンド 石井代表への Interview !!

 

クリシェサウンドを起業した石井さんに、ビジネスのこと、プライベートのこと、将来のビジョンのことなど松永がいろいろとインタビューしてみました。(2008年1月)

◆ 起業できたのは、たまたまです。ラッキーでしたね。本当に。(笑)ありがたいことですね。

Matsunaga : 今日はいろいろとインタビューさせていただきます。よろしくお願い致します。

Ishii : こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。

 

Matsunaga : さっそくですが、まず、起業のきっかけをおうかがいできますか?どのような経緯で。

Ishii : はい。私自身、現在も音楽活動をしているミュージシャンなんですが、並行して、起業する前から、フリーランスで 音楽イベントのプロデュース、Wedding Party のPA(音響)も担当させていただていました。東京都内のレストラン、ホテルでのPAオペレーションですね。そう、あとはライブイベント、ファッションショー、大企業の新商品のプレゼンテーションもです。とにかくWedding Partyやイベントに参加できる喜びが大きく、大好きな仕事ですね。その当時は、株式会社設立なんてぜんぜん考えてもみなかったことなんです。(笑)ただ、音楽関係の仕事を一生するつもりではいました。そうこうしているうちに、今の取引先の会社の社長さんから、ビジネスパートナーとして起業のお誘いをうけまして、起業させていただきました。起業できたのは、たまたまです。偶然というか必然というかめぐり合わせというかタイミングというかお役目というか、ラッキーでしたね。本当に。(笑)ありがたいことですね。多くの方々のサポートと出会いがあったからです。

Matsunaga : 会社設立までのエピソードがありましたら、お願いします。

Ishii : そうですね。なにせ会社設立は初めてでしたから、全くわからないことだらけでしたね。例えば、定款なども司法書士の先生に頼まず、自分で作成しました。経理でも、なんでもそうなんですが、まずは自分自身でやってみました。本当は任せた方が良い場合もあり、一長一短なのですが、、、わからない時は、その都度、WEBSITEで調べて、試行錯誤の繰り返しです。もちろん公証役場に何度も足を運び、担当の方にアドバイスをいただきました。そして、やっと定款が出来ました。そして、今度は法務局に行き、法人登記申請をしました。ここでもわからないことだらけなので、法務局の担当の方に何度も確認したりして、やっと事務手続きを終え、法人登記が完了しました。担当の方々みなさんが親切に教えてくださったので助かりました。それにしても、未知の世界の扉を開けたようで、同時にうれしくもありました。「これがキャピタリズムのエントランスなんだ。!!」、「これがアントレプレナーなんだ!!」 とふと思いました。大げさですよね。(笑)やっぱり何でも楽しむことが大切ですね。笑うことが大事です。

 

Matsunaga : そうですか。何でも楽しむことって大事ですよね。簡単なようで難しいことです。(笑) 笑うことの健康への効用は科学的にも実証されていますね。次に、クリシェサウンドの業務内容をおうかがいできますか?

Ishii : はい。弊社の業務内容は音楽関係がメインで多岐にわたっています。現在は、Wedding Party、イベントにおける音響技術者(PA)の派遣、PA(音響技術者)スクールのマネージメント、ミュージックスクールのマネージメント、アーティスト、ミュージシャンの派遣、ミュージックイベントのプランニングおよびプロデュース、ビジネスイベント、セミナーのプランニングおよびプロデュース、あと、CD製作プロデュースなどです。将来的にはビジネスの柱が時代とともにシフトしていくでしょう。

 

Matsunaga : 音楽関係がメインの業務ということですが、インフォメーション・テクノロジーとの関係でなにかエピソードがありましたら、お願いします。

Ishii : はい。そうですね。音楽とITの親和性は非常に高いと個人的には思っています。音楽配信、コンテンツダウンロードのカテゴリーは将来的に伸びていくと思います。もちろんこれから先も優れたソフト、コンテンツが生まれることを前提としての話ですが、特に映像ですね。皆さんもYOU TUBE はよくご利用になるかと思いますが、この先どんどん進化、洗練されていくでしょう。それらを使った、全く新しいビジネス・モデルが次から次へとでてくると予測されます。現在は、パソコン中心ですが、将来的にはモバイル中心にシフトしていくことは間違いないでしょう。音楽、映画、映像はすべて携帯電話を媒体として、もっと身近なものになると思われます。なぜなら全世界の個人の携帯電話の保有台数はパソコンの保有台数にくらべて比較にならないほど多いですから。そのポテンシャルといえば相当なものだと思います。計り知れないですね。一方、実務レベルにおいても、ITはビジネス・ストラテジーのツールとして欠かすことの出来ないものです。業務連絡、財務、経理、人事など様々な分野で必要不可欠です。やはり、ビル・ゲイツは偉大ですね。(笑)ビル・ゲイツの登場で産業革命に匹敵するレボリューションが起こりましたね。できることなら、一度ぜひ、お会いしてみたいものです。

 

Matsunaga : 起業、会社設立、代表となられて、石井さん自身が変化したことはありますか?

Ishii : それは、たくさんあります。(笑) まず、健康に気をつけるようになりました。もともとジムで水泳、ランニング、ワークアウトをしていたのですが、それに加え、食生活や睡眠ですね。これまで以上に多くの方々、取引先の方々、法人会の方々、地域社会のみなさん、税理士、弁護士先生、会社スタッフのみなさんに関わらせていただくようになり、ご迷惑をおかけしないようにしています。自分自身の体なんですが、より公共性が強くなったというか、私個人の体だけではないような気がしています。法人が公的なものであるように。ですからアルコールも控えめです。残念ながら。(笑) あとは、そうですね、代表としての立ち居振舞いがどこにいっても要求されます。あらゆる場面で、適切な言動が出来なければ、すぐに辞職しなければなりません。当たり前ですね。意思決定権をもち裁量が大きくなり、責任の重さを日々感じています。あ、そうそう、あとは考え方ですね。<PLAN DO SEE>思考を駆使するようになりました。例えばですね、ビジネスシーンにおいて、ある商品の今期の売上目標値を設定します。その目標値を達成するにはどうすればよいか、ある仮説(PLAN)をたてて、その適切な方法、手段を考えます。そして、それを実行(DO)してみて、結果を含め検証(SEE)するというものです。かなり有効な手法なんですよ。もちろん、必要に迫られてなんですが。その他、費用対効果、収益性、優先順位など、物事を多面的に見ることを日々実践しています。

 

◆ 難しいですね。(笑)そうですね。ビジョンを示すことだと思います。それも明確な。

Matsunaga : ずばり、リーダーとして必要なことは何だとお考えですか?

Ishii : 難しいですね。(笑)そうですね。ビジョンを示すことだと思います。それも明確な。現在の状況を冷静に把握し、大局を見る。例えば、クルージングするときの舵取りですね。2時の方向に行けば、上手に確実に問題をソリューション出来るということをクルーに伝わるようにわかりやすくはっきり示すということです。前に進めば進むほど、状況や周りの景色が変化していきますから、常に軌道修正して、変化に対応していかなければなりません。もし、そうすることが出来なければ、タイタニック号のようになってしまうわけです。ですから、状況判断は的確かつ慎重に行わないと大変なことになってしまいますね。そして、常にアカウンタビリティーが求められます。トップの説明責任です。そうですね。あとは、いつでも謙虚でなければならない、ということですね。いろいろな人の話に耳を傾けるということです。バランス感覚というか、人間的に偏ってはならないということですね。意思決定権を持つということはある種の権力をもつということです。「権力は腐敗する」という言葉があるように自戒の念をいつもそっとスーツの内ポケットにしまっていなければなりません。そういうリスキーな立場であるということをつねに認識していなければなりません。そして、仕事に対して誰よりも情熱的で、熱いことではないでしょうか。

 

Matsunaga : ビジョンを示す時に、どのようにスタッフに伝えていますか?具体的に。

Ishii : そうですね。状況により、いろいろなバリエーションがあるのですが、基本的には三つのKEY WORDで短く伝えるようにしています。例えば、先日都内ホテルで医学学会のセミナーがありました。そこで、映像と音響のオペレーションをプロジェクトチームで担当させていただいたのですが、そのプロジェクトチームに「スピード」、「プリシジョン」、「チェック」の三つのKEY WORD で伝えました。まず「スピード」はすべての音響作業においてすばやくセッティング、オペレーションするということです。次の「プリシジョン」はオペレーションの正確さのことです。ケアレスミスなどのないように確実にするということです。最後の「チェック」は、オペレーションの最終確認のことです。このように三つのKEY WORDを用いて効率よく簡潔に伝えるようにしています。

 

Matsunaga : さて、今度は石井さんのプライベートについておうかがいしたいのですが、幼少時代はどんな子供でしたか?

Ishii : 私は九州育ちなんです。父親の仕事の関係で九州内を転々としていました。大分県、福岡市、北九州市、大牟田市、長崎市などに住んでいました。小さい頃は、近所の子供たちと野球などして遊んでいました。いわゆる泥んこになって、夕方暗くなれば家に帰るという泥まみれの少年ですね。冬は洟をたらしながらね。(笑)長崎に住んでいた頃は海が近くにあったので、よく泳いだり、フィッシングにいっていました。釣り上げたのは大きな苔や、空き缶ばかりでしたが。(笑)でも同時に友情という大きな無形な財産も手にしましたよ。そうそう、小学生の頃、友達と遊んでいて、とがった鉛筆の芯が左目の下、眼底に、突き刺さったことがありました。すぐに、病院で鉛筆の芯を取ってもらいましたが、今でもその傷が残っています。でも、今考えれば、目に刺さらずにラッキーでした。ありがたいですね。危ないとこでした。(笑)そして、これも小学生の頃でしたが、家の近所に2メートルぐらいのがけがありまして、ちょうど三輪車をこいで遊んでまして、頭から落ちまして頭を数十針縫うという大怪我をしました。そのときは、近所のお母さん方がタオルで頭を押さえて、救急車を手配してくださり、一命を取り留めました。ありがたいですね。ラッキーでした。母がとても心配したようです。

 

Matsunaga : そうですか。ワイルドな少年だったんですね。(笑)小さい頃から音楽が好きだったんですか?

Ishii : 決してそういうわけではないんです。小さい頃はたまたまピアノを習っていましたけど、中学ではバスケットボールに夢中になり、高校では水泳が好きになり、日焼けしていましたね。どちらかというとアクティブで体を動かすことが大好きでした。ただ、13歳の時に友だちから、ビートルズのアルバムを聴かせられ衝撃を受けました。「なんてかっこいい音楽なんだ。」と思いました。

 

◆ そんな感じで音楽が好きになり、のめりこんでいきました。

Matsunaga : それでは、いつごろから音楽がドラスティックに好きになったんですか?

Ishii : 高校の後半から大学時代ではないですかね。大学時代はROCKバンドもやっていました。そして、大学時代にアルバイトをいろいろとかなり熱心にしましたけど、中でもコンサートの機材搬入、撤去の仕事が、現在のクリシェサウンドの業務に生かされていますね。つまり、イベントのノウハウ、やり方、どういう機材を使ったらいいのかなどが理解できましたからね。そんな感じで音楽が好きになり、のめりこんでいきました。同時に、仕事をしながら音楽が聴けるということはかなり贅沢なことだと思いましたよ。コンサートですから当然なんですが。(笑)

 

Matsunaga : 先ほど健康管理のためにジムでワークアウトをしているという話が出ましたが、スポーツクラブ、ジムには週何回通われていますか?

Ishii : え~、ほとんど毎日ですね。行き過ぎでしょ。(笑)たぶんジムが好きなんです。30分でも空き時間があったら行きますね。ジムでは、ランニング、ワークアウト、水泳が出来て楽しいんです。特にジムに通っている人たちが前向きな人ばかりなんです。マスターズで記録更新するためにトレーニングしているシニアの方や、トライアスロンのアスリート、インストラクターがボディービルダーでチャンピオンだったりして、刺激的です。足元にも及びませんが、私の場合、特に泳ぐのが大好きなんですね。癒されるというか自由を感じるというかなんというか、話をしているだけで泳ぎたくなってきました。(笑)そして80℃のサウナに入るのが最高なんですよ。熱くて熱くて汗がすごいんです。(笑)ウエイトコントロールにサウナは役立っています。

 

Matsunaga : まだまだ、お話しをうかがいたいのですが、時間の関係で最後に、クリシェサウンドのビジョンを教えてください。

Ishii : 音楽を通じての社会貢献が大きな目標です。そのためには、クライアントに求められる商品に付加価値をつけ提供できなければならないと考えています。それと、常に新しいビジネスモデルを考え、生み出し続けなければなりません。適正利潤のでるしくみ作りですね。弊社のビジネスモデルは人材が重要なファクターとなっています。ですから、個人が持っている能力を開発し、最大限にひきだせるような環境を整えなければなりません。日々変化していく社会のニーズに応えるためにも常にフレキシブルにチェインジしていきます。ぜひ、クリシェサウンドの将来にご期待ください。

 

Matsunaga : 本日はお忙しい中、ありがとうございました。

Ishii : こちらこそありがとうございました。

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